薬局やドラッグストアで、一般用医薬品を販売するための資格「医薬品 登録販売者」
僕が登録販売者の資格を取得した2014年は、資格者が不足している状況でした。
当時、店長として勤務していたドラッグストアでは、パート・アルバイトの募集を資格者限定にするほどでした。
これから登録販売者試験を受験してみよう!って思ってる方は、やる気がなくなっちゃいますよね。
現役で登録販売者として働いている方も、なんだか不安になりますよね。
僕も少し不安感が…。
今回は、登録販売者の資格制度は本当になくなるのか?登録販売者の資格は更新や、勤務が無い場合なくなるのか?調べてみましたので、最後までじっくりと読んでみてくださいね!
登録販売者という資格はなくなるのか?
登録販売者の資格がなくなると言ったウワサは、医薬品のネット購入が当たり前になってきたことが背景にあります。
しかしネット販売の場合でも、資格者(薬剤師・登録販売者)が勤務しているところからの販売となるので、店舗だけでなく資格者は必要となります。
法律上、医薬品を販売する場合、資格者不在では販売ができない状況となっています。
「登録販売者という資格がなくなる」というウワサは、今のところ現実的ではない
しかしAIが完全に普及した場合は、変化が起こるかも知れません。
・店に入った瞬間に体調をスキャンして、症状にあった医薬品を抽出
・対象年齢外の人は購入できないようにする
・乱用の恐れのある医薬品は、1個しか購入できない
こんな感じの店になれば、資格者なんて必要ないので、登録販売者はなくなるでしょう。
現段階では、そこまで発達していないので、薬局やドラッグストアに「登録販売者」は必要な存在です。
登録販売者は、購入する方の症状に合った、適切なお薬の情報提供をする重要なポジションです。
この後は、登録販売者の仕事について紹介していきます。
登録販売者は仕事がないというウワサも
登録販売者は仕事がない(就職先が無い)なんてウワサもあるようです。
僕からしたら、なぜそんなウワサが流れているのか?理解ができません。
ドラッグストアの求人を見てください!
「登録販売者優遇」・「登録販売者手当あり」の文字がとっても多いです。
ドラッグストアは、いまだに登録販売者が不足しています。
その理由は、
これらが挙げられます。
さらに、スーパーやホームセンターの中にも、医薬品コーナーがある店が増えてきました。
なので「登録販売者募集」という文字も多く見られるようになっています。
登録販売者は、滅茶苦茶!仕事あります!
- 資格を持っているだけで、時給が高い
- 資格を持っているだけで、手当がつく
- 資格を持っているだけで、採用率が上がる
こんな良い資格取得しないと、逆に損するかも知れませんよ!
「登録販売者は仕事がない」こんなウワサに惑わされず、資格取得に向けて勉強していきましょう!
登録販売者の資格は更新しないとなくなる?
「資格は持っているけど、しばらく登録販売者として働いていない」
こんな方、多いのではないでしょうか?
「登録販売者の資格は、働いたり更新しないと、なくなるの?」
2014年までは、登録販売者試験に合格した方は、更新などはなく働いていない期間が何年あっても、正式な登録販売者として働くことができました。
しかし、2015年度の法改正により、正式な登録販売者として働くには、定められた条件をクリアしないといけなくなりました。
過去5年間に、月80時間以上で2年以上の実務経験が必要
例えば4年間休職をした場合は、正式な登録販売者として復帰することはできず、研修中の登録販売者からやり直しということになります。
更新や働き続けていなくても、登録販売者の資格はなくならないが、正式な登録販売者として復帰することを考えているのであれば、タイミングを間違わないように注意しましょう。
登録販売者は外部研修が必須
更新の手続きは不要ですが、継続するための「外部研修」を受講することが義務付けられています。
厚生労働省のガイドラインに沿った形で、eラーニングと集合研修を行うことで、修了証明書を取得することができます。
1年間で、合計12時間の研修が必要となります。
外部研修は、ドラッグストア等に勤務している場合は、会社が手配してくれることが多いです。
休職中の方は、個人で申込みをする必要がありますので、忘れないように注意しましょう。
まとめ
登録販売者の資格は現在、市場で求められている人材です。
「登録販売者がなくなる」という変なウワサなんて、シャットダウンして勉強に集中していきましょう!
もし、登録販売者の受験を考えている方がいるなら、ドラッグストアや薬局で働くことをオススメします。
・登録販売者や、薬剤師から教えてもらえる
・会社独自の研修や、受験費用負担などの制度があることが多い
働きながら勉強できるなんて良いですよね!
登録販売者の資格を取って、お薬を買いに来た方のサポートをすれば、仕事をして社会貢献という素晴らしい生き方ができることでしょう!